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テレワーク時代の広報・PRマーケティングに役立つオンラインツール10選
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テレワーク時代の広報・PRマーケティングに役立つオンラインツール10選

テレワーク時代の広報・PRマーケティングに役立つオンラインツール10選。PESOメディア(Earned・Paid・Shared・Owned)を連携活用するため、G-search・日経テレコンなどのメディア分析ツールから月額課金で気軽に使える各種マーケティングツールまで、実用的に厳選してご紹介します。

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主なポイント

テレワーク時代の広報・PR業務に役立つオンラインツール10選を紹介しています。PESOメディア(Earned・Paid・Shared・Owned)を連携活用するために、G-search/日経テレコンなどのメディア分析ツールをはじめ、月額課金で気軽に使えるマーケティングツールを厳選しています。

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新型コロナウイルス対策のため、世界中で在宅時間が増えており、今後WEBメディアへの接触時間やネットのトラフィック量が更に増加することが想定されます。実際に総務省によると3月に入ってから、平時昼間のトラフィック量は20%アップしたそうです。

テレワーク時代は元より、メディアに記事として無料で取り上げてもらうことだけがPR活動の限りではありません。

記事(パブリシティ)の獲得を中心としたEarned Media、広告やインフルエンサータイアップなどのPaid Media、SNSや口コミなど自発的なUGCを生み出すShared Media、自社コンテンツや自社ブログなどのOwned Mediaといった、4つのPESOメディアを上手く連携活用していく必要があります。

PESO

                              出典:宣伝会議

近年では様々な国のマーケティングツールが日本語に対応し、月額課金方式で気軽に使うことができるようになりました。今回はこれからのテレワーク時代を乗り切るための、広報・PR業務に役立つオンラインマーケティングツールをご紹介します。

1.G-search/日経テレコン

G-Searchのトップページ。150紙以上の新聞・雑誌記事検索と約145万社の企業情報データベース

パブリシティ活動において、過去のメディア露出を調べることが第一歩となります。そのような際に便利なのが、通信社や新聞・雑誌など150紙・誌を横断検索できるのがG-searchです。

記事をテキストから検索、確認できるほか、帝国データバンクや東京商工リサーチなど、約145万社の企業情報を見ることも可能です。

利用料金:月300円~+記事取得ごとに従量制

日経テレコンのホームページ。キーワード検索欄、ニュースや企業情報などのメインコンテンツが表示されている

一部G-searchと被りますが、日経系メディアに特化しているのが日経テレコンです。

過去30年分の新聞・雑誌記事を中心に、国内外の企業データベース、人物プロフィルなど、幅広いビジネス情報を収録したデータベースです。こちらもG-searchと同様ほぼ全ての新聞を網羅しています。

操作性は日経テレコンのほうが格段に使いやすいので、記事の調査はこちらをメインにするのが良いかと思います。

署名記事を記者名から探すこともできるため、キーパーソンとなる記者を探したり、取材があった際にその記者の過去記事を調べたりするなど、メディアへのアプローチにも役立ちます。

利用料金:月8,000円~+記事取得ごとに従量制

2.ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)のYahoo JAPAN分析ダッシュボード。Ahrefsランク128、被リンク2.63B、参照ドメイン382K、オーガニックキーワード26.3Mを表示。

WEBサイトやオウンドメディア運用に大きな効果を発揮するのが、イスラエル発のオールインワンWEB分析ツールahrefs(エイチレフス)です。

ahrefsはGoogleに次ぐ世界第二位のクロールツールで、世界540億ページからクロールした取得データを活用し、WEBサイトのバックリンク調査や検索順位チェック、SNSでの拡散調査などなど、様々な機能がついたツールです。

中でも広報活動としてとても役立つ機能が、オーガニック検索クエリの調査です。

WEBサイトの流入キーワードは、Googleサーチコンソールによって調べることができますが、タグを入れたサイトの情報しか調べられず、9割がいわゆる個人情報としてnot providedとなってしまい確認できないなど、一部しか知ることができません。ahrefsでは様々なサイトをクロールすることで、検索順位からオーガニック検索流入キーワードをどのサイトでも調べることが可能です。

今後も世界中でWEBトラフィックが増加することが予想される中、検索クエリには購入データだけでは取れない明確なユーザーの”意図”が含まれており、ますます重要なデータの一つとなってくるでしょう。

また、URL単位でSNS上の拡散状況を調べることもできるため、例えばヤフーニュースで取り上げられた後、それが誰にTwitterで拡散されたのか、といったことも調べることができます。

利用料金:月額$99~

3.SEMrush

SEMrushのドメイン概要ダッシュボード。Authority Score 91、オーガニック検索トラフィック176.9M、バックリンク3.1Bなどを表示。

ahrefsと同様、非常に多機能なツールがボストン発のSEMrushです。

SEMrushでは、自社サイトと競合サイトとの類似キーワードや独自キーワードなども調べることができます。またリスティング広告分析などにも強みを持っている他、オーガニック流入における競合との重複ワードや独自ワードを調査するなど、このツール一つでかなりのことができてしまいます。

日本語対応も順次進んでおり日本語でのサポート体制も充実していることから、国内ではahrefsよりこちらを使う方も多いようです。

利用料金:月額$99.95~

4.BUZZSUMO

BUZZSUMOのコンテンツ分析画面で、Yahoo!ニュース記事のFacebook・Twitter・Pinterestなどでのシェア数とエンゲージメントを比較表示

記事コンテンツやUGCが各SNS上でどれくらいシェアされているかは、イギリス発のBUZZSUMOでも調べることができます。

TwitterやFacebookの他、Pinterestを調べることができ、また独自指標であるエバーグリーンスコア(記事公開後30日間のシェア数に価値を置く指標)というものを図ることができます。

インフルエンサーを探す機能もありますが、BuzzSumoは残念ながら日本語には一切対応しておらず、提供機能もほとんどがahrefsやSEMrushで代替できるため、特段こだわって使う必要はないかもしれません。

ただし ブログ記事 は役に立つ記事が多く、分析手法やシェアされやすくするためのTIPSなどが詳しく載っているのでおすすめです。なお翻訳する際は今の所Google翻訳よりも DeepL のほうが精度が良いと言われており、インストール版をダウンロード(windowsではテキスト部分を選択し、ctrl + c + c でショートカット翻訳が可能です)して利用するのがおすすめです。

利用料金:月額$99~

5.mouseFlow

Mouseflow のヒートマップ分析ツール。ノートパソコン、タブレット、スマートフォンで表示された各デバイスの解析画面

WEBサイトの分析・改善において、重要となるのがユーザーのブラウザの動きの分析です。ツールとしてはヒートマップが代表的ですが、通常のヒートマップだと、コンテンツが見られた位置やクリックの位置は分かるものの、ユーザーが実際にどのようにブラウザを動かし、どのようにテキストを読んでいるのかは分かりません。

そこで実際にブラウザの動きを録画し、ユーザーがどのようにページをスクロールさせたのかを記録できるのがデンマーク発のマウスフローです。

WEBサイトを運用している方からすると非常に画期的なツールです。

これまで訪問ユーザーのマウスやタップの動きを知ろうとすると、モニター調査などが必要でしたが、こちらのマウスフローは全ての訪問をモニター上で“録画”して、後から再生して動きを確認することができます。

フォーム入力している姿まで全て録画でき、一般的な静止画ヒートマップしか知らない人が見ると驚くこと間違い無しのツールではないでしょうか。具体的に離脱しやすいポイントや、繰り返し確認している箇所などを把握する際にもとても便利です。

なお海外ECサイトの場合は、GDPRに抵触する可能性もあるのでご注意ください。

利用料金:月額0円~

6.Nox infuenser

Nox infuenserのHikakinTV分析ダッシュボード。登録者825万、総視聴回数69.9億、グローバルランク822位。

近年PR手法で急増したのがYouTuberの起用です。

YouTuberがおすすめする商品がバカ売れしたというケースは頻繁に起きており、アマゾンのアルゴリズム(この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています)がいかにもYou Tuber仕様になってしまうことも話題となっています。

こうしたYou Tube界のGoogle検索のような立ち位置が、中国発のNox infuenserです。

You Tubeで誰がどれくらいどのワードで流行っているのを調べられます。

広報・PRで役立つのが、視聴者分析機能と再生回数からYouTuberのだいたいの収益額が分かることです。

再生回数と収益モデルとして、中国の膨大な再生データを機械学習にかけたモデルと思われ、こちらの精度がかなり高いとされています。

こちらの推定収益金額をもとに、YouTuberのおおよその収益目安を掴むことができます。なお日本国内では推定収益額が少し高めに出るそうで、日本では8がけで考えると良いかもしれません。

利用料金:月額0円~

7.Live on TV

Live on TVのクラウド型テレビ情報データベースの概要。PCとテレビのマルチスクリーン対応で広報・IR部門向けの検索ツール機能を紹介

テレビをテキスト検索できるのが、こちらのツールです。

テレビを横断検索するツールとしては、他には スパイダーガラポンTV などが挙げられます。

利用料金:月額3万円~

8.クチコミ係長

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長の公式サイトトップページ、クチコミ分析・活用ツールの紹介

Twitterや2ch、ブログ、掲示板などを横断して検索するならクチコミ係長が便利です。

TwitterはTweetデータを公開・販売しており、データ取得の方法としては、①制限ありの無料API、②有料API、③全量データを取得できるFirehose APIと大きく3つのパターンに分かれるようです。

Firehose契約は、 GIGAZINEの記事 によると年間1億円以上にもなる契約らしいです。これらはNTTデータなど限られた企業のみの契約となっているようで、これらの全量Twitterデータを活用し各企業がソーシャルリスニングのSaaSサービスとして提供しています。

代表的なのがTwitterだけでなく2ちゃんねるやブログなどの調査も行える、口コミ係長です。※ブームリサーチや電通バズリサーチなどOEMとして同機能のツールが複数出ています。

利用料金:月額約15万円~

※番外編.PRnews

PR NEWS のウェブサイトトップページ。2019年版ライター向けガイドブックのダウンロード案内が表示されている

番外編として広報・PRメディアを紹介します。日本国内には 「広報会議」 という専門雑誌が1誌しかなく、深堀りした記事も多くないのが現状です。アメリカ版広報会議ともいえるメディアがPR NEWSです。

今でこそ新型コロナウイルス対策の記事ばかりになっていますが、SNSやオウンドメディアなどデジタルマーケティングの運用TIPSが非常に豊富です。こちらもDeepLを使えば内容も把握しやすいです。

9.IFTTT

IFTTTの公式ランディングページ。複数のWebサービスを自動連携させるノーコードツールの紹介画面。

テレワーク時代にはZoom、Slackを活用するだけでなく、様々な作業を自動化していくことも重要となってくるでしょう。

作業を自動化するには一般的にプログラミングが必要とされますが、複数の既存サービスをノンプログラミングで結びつけて、自動化できるツールがカリフォルニア発のIFTTTです。

  • Twitterで自社ブランドが呟かれたらSlackにリアルタイム通知させる
  • Googleカレンダーの予定を時間前にGmailに送る
  • 雨が降りそうな予報が出たらLINEで通知させる

こうした作業を自動化させることができるため、効率良く情報を集めることができます。

自動化ツールには他にも Zapier などがあります。

利用料金:無料

10.Python

Pythonのクラス定義とインスタンス化の実行例をターミナルで表示するイラスト

最後に紹介するのは、エクセル処理からディープラーニングまで幅広い処理が可能なPythonです。

ノンプログラミングでできることには限界があります。

Pythonを使えば、

  • 自社の口コミを自然言語処理で分析し、ワードクラウドで可視化する
  • ニュースサイトをスクレイピングして、掲載記事を自動クリッピングする
  • インスタグラムの画像から自社商材が写っている画像を自動検出する

といったことも、ブラウザ一つで可能になります。

また売上予測や商品の需給予測をしたりと、PC一つで一人あたりの生産性を大幅に上げることが可能となります。

以前のブログでも紹介しましたが、記事本文の内容からタイトルを提案するAIがすでに朝日新聞社より登場しています。

朝日新聞の要約AIはヤフートピックスの夢を見るか~ディープラーニングを用いた令和時代のプレスリリースの作り方~

この機能はプレスリリースにも十分に応用でき、今後はプレスリリースの内容から記事掲載確度を予測することも遠くないでしょう。

以上、WEB上で使えるオンラインツールのご紹介でした。

広報・PRやマーケティングにおいて、今後もPESOメディアを幅広く活用しながら、自動化できることは自動化し、いかに生産性を上げていくかが重要となってくるのではないでしょうか。

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